专利摘要:
金属接続配線の抵抗及び容量を推定する技術が述べられる。装置は、接続配線、パッドの組、分離回路の組、及びテスト回路を含む。パッドの組は接続配線に接続され、接続配線を流れる電流を供給すると同時に接続配線の両端間の電圧を測定するために使用され得る。電流及び電圧は、接続配線の抵抗を推定するために用いられ得る。テスト回路は、接続配線を充電及び放電して接続配線の容量を推定し得る。分離回路は、テスト回路が接続配線を充電及び放電する際に、パッドを接続配線から分離し得る。装置は更に、鏡像に結合され得る別の接続配線、別のパッドの組、及び分離回路の別の組を有し得る。2つの接続配線間の抵抗及び/または容量ミスマッチが、正確に推定され得る。
公开号:JP2011506936A
申请号:JP2010537130
申请日:2008-12-05
公开日:2011-03-03
发明作者:ジャヤパラン、ジャヤカンナン;ドゥ、ヤン;バン、デイビッド
申请人:クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated;
IPC主号:G01R27-02
专利说明:

[0001] この開示は概してエレクトロニクスに関し、より具体的には、電子機器における金属接続配線の抵抗及び容量を推定する技術に関する。]
背景技術

[0002] 電子回路は、一般的に複数の回路ブロックを有し、そのそれぞれは、トランジスタ、抵抗、容量、インダクタなどの種々の回路素子で実装され得る。回路ブロックは、これらの回路ブロック間でやりとりされる信号を伝達し得る金属の接続配線を介して結合され得る。理想的には、この金属接続配線は抵抗がゼロであり容量がゼロであるべきあり、信号の伝播に与える影響は最小限であるべきである。しかし実際には、金属接続配線は理想とは異なり、寄生抵抗及び容量を有し、これらは信号伝播及びこれらの金属接続配線によって結合される回路ブロックの動作に影響を与え得る。これらの影響を考慮するため、金属接続配線の抵抗及び容量を正確に推定出来ることが望ましいだろう。]
[0003] 接続配線の抵抗及び容量を推定する技術が、本明細書において開示される。接続配線は、2つの地点またはノード間の電気的な接続である。接続配線は、エッチングされた金属線路(line)または線(trace)、または他のあらゆるタイプの導電材料の線路で形成され得る。]
[0004] 一デザインにおいて装置(例えば集積回路)は、第1の接続配線、パッドの第1の組、及びテスト回路を含み得る。パッドの第1の組は第1の接続配線に結合され、第1の接続配線を流れる第1の電流を供給すると同時に第1の接続配線の両端間の第1の電圧を測定するために使用され得る。第1の電流及び第1の電圧は、第1の接続配線の抵抗を推定するために用いられ得る。テスト回路は、第1の接続配線を充電及び放電して、第1の接続配線の容量を推定し得る。装置は更に、パッドの第1の組と第1の接続配線との間に設けられた分離回路の第1の組を含み得る。分離回路の第1の組はヒューズまたはパスゲートを含み、テスト回路が第1の接続配線を充電及び放電する際に、パッドの第1の組を第1の接続配線から分離するために用いられ得る。]
[0005] 装置は更に、第2の接続配線、及び第2の接続配線に結合されたパッドの第2の組を含み得る。パッドの第2の組は、第2の接続配線を流れる第2の電流を供給すると同時に、第2の接続配線の両端間の第2の電圧を測定するために使用され得る。第2の電流及び第2の電圧は、第2の接続配線の抵抗を推定するために用いられ得る。テスト回路は、第1及び第2の接続配線を充電及び放電して、第1及び第2の接続配線間の容量ミスマッチを推定し得る。分離回路の第2の組は、パッドの第2の組と第2の接続配線との間に設けられ得る。分離回路の第2の組は、テスト回路が第2の接続配線を充電及び放電する際に、パッドの第2の組を第2の接続配線から分離するために用いられ得る。]
[0006] この開示の種々の側面及び特徴が、以下で更に詳細に述べられる。]
図面の簡単な説明

[0007] 図1は、クロック分配ネットワークを示す。
図2は、クロック分配ネットワークにおけるクロックスキューのタイミング図を示す。
図3は、小さな容量を推定するテスト構成を示す。
図4は、テスト回路についての制御信号のタイミング図を示す。
図5は、抵抗及び容量の両方を推定するテスト構成を示す。
図6は、平均電流と周波数との関係を示す。
図7は、2本の金属接続配線間における抵抗及び容量の両方のミスマッチを推定するテスト構成を示す。
図8は、クロックデスキュー回路を備えたクロック分配ネットワークを示す。
図9は、RC推定回路及び制御回路を示す。
図10は、抵抗及び容量を推定する処理を示す。] 図1 図10 図2 図3 図4 図5 図6 図7 図8 図9
実施例

[0008] 金属接続配線は、回路ブロックを接続するために、集積回路(IC)のダイ(die)、またはプリント基板(PCB)で使用される線路または線(trace)である。金属接続配線は、あらゆる種類の金属または導電材料で形成され、そしてあらゆる寸法及び形状を有し得る。回路ブロックは、いくつもの回路素子を含み得る。例えばデジタル回路では、回路ブロックはインバータ、バッファ、論理ゲート、ラッチ、フリップフロップなどであり得る。]
[0009] 金属接続配線は、本質的に寄生抵抗及び容量を有し、これが、金属接続配線を介して送信される電気信号のタイミング及び波形に影響し得る。よって、金属接続配線の特性は、この金属接続配線によって結合される回路ブロックの動作に影響し得る。]
[0010] 図1は、金属接続配線を有するクロック分配ネットワーク100のブロック図を示す。クロック分配ネットワーク100は、バッファ110、114、及び124を含み、そしてICのダイ上に形成され得る。金属接続配線112は、バッファ110の出力(X地点)を、バッファ114の入力(Y地点)に結合する。同様に金属接続配線122は、バッファ110の出力を、バッファ124の入力(Z地点)に結合する。バッファ110は、入力クロック信号CLKINを受信し、それぞれ金属接続配線112及び122を介してバッファ114及び124の両方を駆動する。バッファ114は、その入力クロック信号CLKYを受信し、デジタル回路116に出力クロック信号を与える。同様にバッファ124は、その入力クロック信号CLKZを受信し、デジタル回路126に出力クロック信号を与える。] 図1
[0011] 信号CLKYは、信号CLKZと時間的に整合される(time aligned)ことが望ましいだろう。金属接続配線112は、金属接続配線122と同一になるよう設計され、同一の形状(例えば、互いに鏡像(mirror image))のみならず同一の寸法(例えば、長さ、幅、及び/または高さ)を有し得る。しかしながら、ICの製造プロセスにおけるランダムなバラツキは、金属接続配線112及び122にどこかで相違を生じさせ得る。そしてこの相違は、Y地点及びZ地点におけるクロック信号にスキュー(skew)を生じさせ得る。]
[0012] 図2は、図1のクロック分配ネットワーク100におけるクロックスキューを例示するタイミング図を示す。バッファ110の出力における信号CLKXは、一番上に示され、バッファ114の入力における信号CLKYは中段に示され、バッファ124の入力における信号CLKZは一番下に示されている。信号CLKXとCLKYとの間の遅延は、金属接続配線112の寄生成分によって決定される。信号CLKXとCLKZとの間の遅延は、金属接続配線122の寄生成分によって決定される。理想的には、金属接続配線112及び122は厳密に整合すべきであり、そして信号CLKYとCLKZは時間的に整合されるべきである。] 図1 図2
[0013] しかしながら、ランダムな製造バラツキによる金属接続配線112及び122間の相違は、信号CLKY及びCLKZにおけるタイミングスキューを生じさせ得る。タイミングスキューの量は、金属接続配線112及び122間の相違の程度に依存し得る。どのような場合でも、タイミングスキューは、結果として、デジタル回路116をデジタル回路126と異なる時間に活性化させるかもしれず、このことは性能に悪影響を与え得る。]
[0014] 金属接続配線の寄生抵抗及び容量を正確に推定出来ることが望ましいだろう。この寄生性の情報は、回路設計の助けとなり、タイミングスキューを検出し、検出されたタイミングスキューについて補償し、IC製造プロセスを改善する等のために使用され得る。]
[0015] 図3は、小さな容量を正確に推定するために使用され得るテスト構成300の回路図を示す。テスト構成300は、電荷ベース容量測定(CBCM:charge-based capacitance measurement)を使用し、これは公に入手可能な、“Analytical Modeling and Characterization of Deep-Submicron Interconnect”と表題された論文、Proc.IEEE, vol. 89, pp. 634-664, May 2001において、D. Sylvester and C. Huによりその詳細が述べられている。] 図3
[0016] テスト回路310は、Pチャネルの金属−酸化物−半導体(PMOS)トランジスタ312a及び312b、及びNチャネルMOS(NMOS)トランジスタ314a及び314bを含む。PMOSトランジスタ312a及び312bは、それぞれ電流計320a及び320bに結合されたソース、制御信号V1を受信するゲート、及びそれぞれノードA及びBに結合されたドレインを有している。NMOSトランジスタ314a及び314bは、それぞれノードA及びBに結合されたドレイン、制御信号V2を受信するゲート、及び回路のグランドに結合されたソースを有している。テスト信号生成器340は、制御信号V1、V2を生成する。電流計320a及び320bは、別々のノードを介して、更に電源電圧VDDに結合されている。]
[0017] 金属接続配線330aは、ノードAからノードDに達する。その容量が推定されるキャパシタ332は、ノードUにおいて金属接続配線330aに結合される。金属接続配線330bは、ノードBからノードVに達し、ノードAからノードUまでの金属接続配線330aと整合(matched)される。よって、金属接続配線330a及び330bは、キャパシタ332が接続される地点まで整合(matched)される。]
[0018] 図4は、テスト回路310についての制御信号V1及びV2のタイミング図を示す。両制御信号は同じ周波数fを有するが、あらゆる時点において図3におけるPMOSトランジスタ312またはNMOSトランジスタ314のみがオン状態とされるように生成される。] 図3 図4
[0019] テスト回路310は、次のように動作する。図4において、時刻T4からT5までの期間TNの間、制御信号V1及びV2は、共に論理highであり、NMOSトランジスタ314a及び314bがオン状態とされ、PMOSトランジスタ312a及び312bがオフ状態とされる。金属接続配線330a及び330b、キャパシタ332、並びにトランジスタ312、314の容量は、NMOSトランジスタ314a及び314bを介して完全に放電される。図4において、時刻T8からT9までの期間TPの間、制御信号V1及びV2は、共に論理lowであり、NMOSトランジスタ314a及び314bがオフ状態とされ、PMOSトランジスタ312a及び312bがオン状態とされる。金属接続配線330a及び330b、キャパシタ332、並びにトランジスタ312及び314の容量は、PMOSトランジスタ312a及び312bを介して、電源電圧VDDに完全に充電される。容量の充電及び放電は、t=1/fの各テストサイクルで繰り返される。] 図4
[0020] PMOSトランジスタ312は、NMOSトランジスタ314がオン状態となる前に、完全にオフ状態とされる。これを得るため、制御信号V2は、図4の時刻T3を始まりとして論理highに遷移し、これは制御信号V1が時刻T2で論理highに達した後に起きる。同様に、NMOSトランジスタ314は、PMOSトランジスタ312がオン状態となる前に、完全にオフ状態とされる。これを得るため、制御信号V1は、時刻T7を始まりとして論理lowに遷移し、これは制御信号V2が時刻T6で論理lowに達した後に起きる。制御信号V1及びV2のタイミングは、正確である必要はない。制御信号V2のlowからhighへの遷移(例えば時刻T3)は、制御信号V1が既に論理highに達した(例えば時刻T2)後に開始するべきである。制御信号V1のhighからlowへの遷移(例えば時刻T7)は、制御信号V2が既に論理lowに達した(例えば時刻T6)後に開始するべきである。] 図4
[0021] 各テストサイクルでの総電荷量は、次のように表され得る。すなわち、]
[0022] ここでCAは、ノードAに付随する寄生容量、
CBは、ノードBに付随する寄生容量、
Cは、キャパシタ332の容量、
IA及びIBはそれぞれ、ノードA及びBについての平均充電電流、及び
QA及びQBはそれぞれ、ノードA及びBについての総電荷量、である。]
[0023] 平均電流IA及びIBはそれぞれ、電流計320a及び320bによって正確に測定され得る。容量CAは、ノードAからノードUまでの金属接続配線330aの容量と、トランジスタ312a及び314bの寄生容量とを含む。容量CBは、金属接続配線330bの容量と、トランジスタ312b及び314bの寄生容量とを含む。金属接続配線330a及び330bは整合(matched)され、トランジスタもまた整合(matched)されているので、容量CBは、容量CAと等しくなるべきである。]
[0024] 式(1)及び(2)は、次のように組み合わされ得る。すなわち、]
[0025] 式(3)は、容量Cが、平均電流IAとIBとの差、電源電圧VDD、及び周波数fに基づいて推定され得ることを示している。平均電流IA及びIBは、測定されることが出来る。電源電圧VDD及び周波数fは既知であるか、または決定され得る。]
[0026] テスト構成300は、例えば1フェムトファラッド(fF)未満であるような非常に小さい容量であり得るキャパシタ332の容量を、正確に推定出来る。容量推定の精度は、平均電流IA及びIBの測定、金属接続配線330a及び330bの整合(matched)、及びPMOSトランジスタ312及びNMOSトランジスタ314の整合(matched)の精度に依存する。]
[0027] 金属接続配線の抵抗及び容量の両方を、正確に推定することが望ましいだろう。抵抗及び容量の情報は、金属接続配線の特性をより良く、またはより十分に明らかにするために用いられ得る。テスト構成300は、容量を正確に推定出来るが、抵抗を推定することには十分に適合されていない。]
[0028] 図5は、抵抗及び容量の両方を正確に推定するために用いられ得るテスト構成500の概念図を示す。テスト回路510は、PMOSトランジスタ512及びNMOSトランジスタ514を含む。PMOSトランジスタ512は、電流計520に結合されたソース、制御信号V1を受信するゲート、及びノードAに結合されたドレインを有する。NMOSトランジスタ514は、ノードAに結合されたドレイン、制御信号V2を受信するゲート、及び回路のグランドに結合されたソースを有する。テスト信号生成器540は、図4に示されるような制御信号V1、V2を生成する。電流計520は、更に電源電圧VDDに結合される。] 図4 図5
[0029] その抵抗及び容量が推定される金属接続配線530は、ノードPからQに達する。全般に、金属接続配線530は、あらゆる形状、長さ、寸法、構造(例えば配置形状または層)、及び他の特性(例えば最近接の配線との距離)を有して良く、その全てが金属接続配線530の抵抗及び容量に影響し得る。図5の例では、金属接続配線530はジグザグ(zig-zag)の形状を有する。ノードAは、金属接続配線530の一部とみなされ得る金属配線532を介してノードPに結合される。] 図5
[0030] テストパッド550及び554はそれぞれ、分離(Iso)回路560及び564を介してノードPに結合される。テストパッド552及び556はそれぞれ、分離回路562及び566を介してノードQに結合される。各分離回路は、ヒューズまたはパスゲート(pass gate)であり得る。ヒューズは、電気的な接続を与えることが出来、または電気的に分離をもたらすために破断され得る構造である。一度ヒューズが破断されると、この効果は永久的である。パスゲートは、トランジスタ、またはその他の何らかのタイプのスイッチであり得る。パスゲートは、電気的な接続をもたらすためにクローズされ、または電気的な分離をもたらすためにオープンされ得る。ヒューズと異なり、パスゲートは、制御信号によってクローズされまたはオープンされ得る。]
[0031] 金属接続配線530の抵抗は、ケルビン型四点法測定(Kelvin type four-point measurement)によって正確に推定され得る。抵抗を推定するため、電流源570がテストパッド554及び556に適用され、これらのテストパッド及び金属接続配線530を流れる電流ILを供給する。電圧計572は、テストパッド550及び552に適用され、金属接続配線530の両端間の電圧VLを測定する。電圧を測定するため電圧計572によってわずかな電流が用いられるので、電流源570からの電流ILは、抵抗の推定の精度に対する電圧計572の影響を低減するため、電圧計572によって吸い上げられる電流に比して大きくすべきである。電圧計572は、金属接続配線530の両端間の電圧測定の精度を向上するため、ノードP及びQに最も近いテストパッドに適用され得る。]
[0032] 金属接続配線530の抵抗RLは、次のように推定され得る。すなわち、]
[0033] 電流ILは、電流源570により正確に定められ、電圧VLは電圧計572によって正確に測定され得る。そして金属接続配線530の抵抗RLは、電圧VL及び電流ILの正確な値に基づいて、正確に推定され得る。]
[0034] テストパッド550〜556は、金属接続配線530の抵抗を正確に推定するための四点法測定に使用される。これらのテストパッドの寄生容量は、推定される金属接続配線530の容量に比べて大きいかもしれない。よって、金属接続配線530の容量を推定するための測定を行う際には、テストパッドを分離してこれらの寄生容量を取り除くことが望ましいだろう。このことは、分離回路560〜566を用いてテストパッドを分離することにより得られ得る。]
[0035] 金属接続配線530の容量を推定するため、4つのテストパッド550〜556がまず、例えば、4つの関連付けられた分離回路560〜566についてのヒューズを破断すること、またはパスゲートをオープンすることにより、分離され得る。その後、信号生成器540が、例えば図4に示すような制御信号V1及びV2を生成し得る。電流計520は、金属接続配線530の容量CL及びノードAに付随する寄生容量CPを、PMOSトランジスタ512を介して電源電圧VDDに十分に充電するために使用される平均電流Iを測定し得る。] 図4
[0036] 平均電流Iは、次のように表現され得る。すなわち、]
[0037] 式(5)は、平均電流Iが、電源電圧VDD及び周波数fのみならず、充電されている容量CL及びCPに依存することを示す。平均電流の測定は、精度を向上させるため、種々の電源電圧、及び/または種々の周波数について為されても良い。]
[0038] 図6は、図5のテスト構成500についての、平均電流Iと周波数fとの関係を示す。測定は3つの異なる周波数f1、f2、f3で行われて良く、それぞれ平均電流I1、I2、及びI3が得られる。これらの測定結果は、平均電流対周波数のグラフ上にプロットされ得る。3つのデータ点に最も良く適合する直線610が定められ、図に描かれ得る。線610は、電流I0で縦軸(DC、すなわちf=0に対応する)と交差する。I0は、金属接続配線530の線間の絶縁体のリーク、及びノードAにおけるPMOSトランジスタ512とNMOSトランジスタ514の接合リークを含む、寄生的なリーク電流である。] 図5 図6
[0039] 金属接続配線530の容量は、直線610に基づいて、次のように推定され得る。すなわち、]
[0040] ここで、Ix及びfxは、直線610上の任意の点に対応し得る。金属接続配線530の容量CLは、寄生容量CPよりも非常に大きいだろう。よって金属接続配線530の容量CLは、直線610に基づいて正確に推定され得る。]
[0041] 図6は、平均電流Iと周波数fとの関係を示す。同様のプロットが、具体的な周波数での平均電流I対電源電圧VDDについて得られ得る。入手可能なデータ点に基づいて、最も良く適合する直線が得られ、金属接続配線530の容量CLを推定するために使用され得る。] 図6
[0042] 図7は、2つの金属接続配線における抵抗及び容量の両方のミスマッチ(mismatch)を正確に推定するために用いられ得るテスト構成700の概念図である。テスト回路710は、PMOSトランジスタ712a及び712b、並びにNMOSトランジスタ714a及び714bを含み、これらは図3につき上記述べられたように結合される。テスト信号生成器740は、例えば図4に示すように、制御信号V1及びV2を生成する。電流経路720a及び720bはそれぞれ、PMOSトランジスタ712a及び712bのソースに結合され、また別々のノードを介して電源電圧VDDに結合されている。] 図3 図4 図7
[0043] 金属接続配線730aは、ノードPとQとの間を走り、ここでノードPは金属配線732aを介してノードAに結合されている。テストパッド750a及び754aはそれぞれ、分離回路760a及び764aを介してノードPに結合される。テストパッド752a及び756aはそれぞれ、分離回路762a及び766aを介してノードQに結合される。同様に、金属接続配線730bは、ノードRとSとの間を走り、ここでノードRは金属配線732bを介してノードBに結合されている。テストパッド750b及び754bはそれぞれ、分離回路760b及び764bを介してノードRに結合される。テストパッド752b及び756bはそれぞれ、分離回路762b及び766bを介してノードSに結合される。各分離回路は、ヒューズまたはパスゲートであって良い。金属接続配線730bは、金属接続配線730aと整合(matched)され得る。]
[0044] 金属接続配線730aの抵抗は、四点法測定により正確に推定され得る。この測定につき、電流源770aは、テストパッド754a及び756a並びに金属接続配線730aを流れる電流ILAを供給し、電圧計772aは、テストパッド750a及び752aにおいて、金属接続配線730aの両端間の電圧VLAを測定し得る。そして金属接続配線730aの抵抗RLAは、電流ILA及び電圧VLAに基づいて、式(4)に示すように推定され得る。金属接続配線730bの抵抗は、同様の方法で正確に推定され得る。電流源770bは、テストパッド754b及び756b並びに金属接続配線730bを流れる電流ILBを供給し、電圧計772bは、テストパッド750b及び752bにおいて、金属接続配線730bの両端間の電圧VLBを測定し得る。そして金属接続配線730bの抵抗RLBは、電流ILB及び電圧VLBに基づいて推定され得る。抵抗のミスマッチは、抵抗RLA及びRLBの相違として算出され得る。]
[0045] 金属接続配線730a及び730bの容量ミスマッチを推定するため、8個のテストパッド750a〜756bがまず、例えば、8個の関連付けられた分離回路760a〜766bについてのヒューズを破断すること、またはパスゲートをオープンすることにより、分離され得る。その後、信号生成器740が、例えば図4に示すような制御信号V1及びV2を生成し得る。電流計720aは、金属接続配線730aの容量CLA及びノードAに付随する寄生容量CPAを、PMOSトランジスタ712aを介して電源電圧VDDに十分に充電するために使用される平均電流IAを測定し得る。電流計720bは、金属接続配線730bの容量CLB及びノードBに付随する寄生容量CPBを、PMOSトランジスタ712bを介して電源電圧VDDに十分に充電するために使用される平均電流IBを測定し得る。] 図4
[0046] 平均電流IAとIBとの差は、次のように表され得る。すなわち、]
[0047] 式(7)は、容量ミスマッチCLA−CLBが、平均電流IAとIBとの差、電源電圧VDD、及び周波数fに基づいて推定され得ることを示している。平均電流IA及びIBは、正確に測定され得る。電源電圧VDD及び周波数fは既知であるか、または正確に決定され得る。容量ミスマッチは、以下の理由で正確に推定され得る。すなわち、(i)ノードA及びBにおける線路構造が整合(matched)され、テスト回路710内のトランジスタもまた整合(matched)されているから、寄生容量CPBは寄生容量CPAに近似的に等しいはずであること、及び/または(ii)容量CLA及びCLBはそれぞれ、寄生容量CPA及びCPBよりも十分に大きいこと、である。]
[0048] 金属接続配線730aの容量CLAは、例えば図5について上記述べたようにして推定され得る。金属接続配線730bの容量CLBもまた、同様の方法で推定され得る。] 図5
[0049] 抵抗は温度に依存する一方で、容量は温度には依存しないだろう。分離回路がヒューズで実装されている場合には、各金属接続配線の抵抗は、容量の測定のためにヒューズを破断する前に、種々の温度で測定されても良い。]
[0050] 図5は、金属接続配線530の抵抗及び容量を推定するために使用され得る例示的なテスト構成500を示す。図7は、金属接続配線730a及び730bの抵抗及び容量ミスマッチを推定するために用いられ得る例示的なテスト構成700を示す。その他のテスト構成もまた設計されて良く、抵抗、容量、及びミスマッチを推定するために用いられ得る。例えば、パッドを共有することにより、テストパッドの数が削減されても良い。] 図5 図7
[0051] テスト構成500及び/または700は、ICのダイ上に実装され、IC製造プロセスにおけるバラツキを明らかにするために用いられ得る。具体的には、IC製造プロセスの配線間接続及びメタライゼーション工程に関するバックエンドにおけるランダムなプロセスバラツキは、本明細書で述べられたテスト構成に基づいて測定され得る。抵抗及び容量の測定値は、正確なバックエンドの静的なミスマッチモデルを得るために用いられることが出来、そしてこれは回路設計段階で用いられ得る。例えば、正確な静的なミスマッチモデルは、クロック分配ネットワークの設計を改善するために用いられ得る。一般的には、ミスマッチの控えめな推定が得られ、そして追加のマージンを加えることにより全体のミスマッチの推定が得られ得る。バッファ114及び124が、バッファ114からどのくらい離れて設置されうるかの上限は、この全体のミスマッチの推定によって決定され得る。もしミスマッチがより正確に推定されれば、用いるマージンをより小さく出来、そしてバッファ114及び124は、バッファ114からより遠くに配置出来る。]
[0052] 抵抗及び容量の正確な推定はまた、IC製造プロセスを改善するために使用され得る。実効抵抗率、金属の粒サイズ、及びバリア膜厚のバラツキのようないくつかのパラメータは、抵抗にのみ依存し得る。絶縁体へのコンタミネーションのようなその他のいくつかのパラメータは、容量にのみ依存し得る。IC製造プロセスの特定の部分は、正確な抵抗及び容量推定に基づいて改善され得る。]
[0053] 図5及び7の電流源、電流計、及び電圧計は、ICのダイまたはPCB上に形成され得る金属接続配線の抵抗及び容量を推定するための測定を行うために用いられる、外部テスト機器であって良い。電流源、電流計、及び/または電圧計(またはそれらと等価な機能)はまた、テスト構成と共に実装され得る回路により実装されても良い。] 図5
[0054] 図8は、クロックデスキュー(clock deskew)回路850を有するクロック分配ネットワーク800のブロック図を示す。クロック分配ネットワーク800は、バッファ810、814、及び824、金属接続配線812及び822、並びにデジタル回路816及び826を含み、これらはそれぞれ、図1におけるバッファ110、114、及び124、金属接続配線112及び122、並びにデジタル回路116及び126について上記述べたように結合されている。] 図1 図8
[0055] テストパッド830及び831はそれぞれ、分離回路840及び841を介して、クロックデスキュー回路850のノードAに結合される。テストパッド832及び833はそれぞれ、分離回路842及び843を介して、バッファ814の入力におけるノードYに結合される。テストパッド834及び835はそれぞれ、分離回路844及び845を介して、クロックデスキュー回路850のノードBに結合される。テストパッド836及び837はそれぞれ、分離回路846及び847を介して、バッファ824の入力におけるノードZに結合される。各分離回路は、ヒューズまたはパスゲートであって良い。]
[0056] テストパッド830〜833は、図5について上記説明したように、四点法測定により金属接続配線812の抵抗を推定するために使用され得る。同様に、テストパッド834〜837は、四点法測定により金属接続配線822の抵抗を推定するために使用され得る。金属接続配線812及び822についての抵抗の推定及び/または抵抗のミスマッチの推定は、クロックデスキュー回路850に与えられ得る。分離回路840〜847は、抵抗の測定のためにはテストパッド830〜837を金属接続配線812及び822に結合し、容量の測定のためにはテストパッドを金属接続配線から分離し得る。] 図5
[0057] クロックデスキュー回路850は、ランダムなプロセスバラツキに起因する金属接続配線812及び822間のミスマッチを動的に推定し、このミスマッチに起因するクロックスキューを補償し得る。図8の設計では、クロックデスキュー回路850は、抵抗及び容量(RC)推定回路860及びミスマッチ補償制御回路870を含む。推定回路860は、金属接続配線812の抵抗及び/または容量、金属接続配線822の抵抗及び/または容量、金属接続配線812及び822の間の抵抗ミスマッチ、金属接続配線812及び822の間の容量ミスマッチなどを推定し得る。推定回路860は、抵抗及び/または容量の情報を制御回路870に供給し得る。制御回路870は、Y地点における信号CLKYがZ地点における信号CLKZに時間的に整合される(time aligned)ように、バッファ814及び/またはバッファ824の動作を調整し得る。] 図8
[0058] 図9は、図8のクロックデスキュー回路850内のRC推定回路860及び制御回路870の設計の概念図を示す。本設計では、RC推定回路860は、図7におけるテスト回路710、電流計720a及び720b、並びにテスト信号生成器740とそれぞれ同様の方法で結合されたテスト回路910、電流源920a及び920b、並びに制御ユニット930を含む。] 図7 図8 図9
[0059] テスト回路910は、PMOSトランジスタ912a及び912b、並びにNMOSトランジスタ914a及び914bを含み、これらは図7につき上記述べたように結合されている。テスト回路910は更に、ノードA及びCの間に結合されたスイッチ916aと、ノードB及びCの間に結合されたスイッチ916bとを含む。スイッチ916a及び916bは、抵抗または容量の測定を行う際にはオープンされ、通常動作の間はクローズされ得る。スイッチ916a及び916bは、通常動作の間の損失が僅かであるように設計され得る。] 図7
[0060] 制御ユニット930は、参照クロック信号(図9には図示せず)に基づいて、例えば図4で示すように、制御信号V1及びV2を生成し得る。制御ユニット930はまた、電流源920a及び920bから電流を受け取り、金属接続配線812及び822についての容量または容量ミスマッチの情報を供給し得る。もし電源電圧VDD及び周波数fが既知であれば、電流源920a及び920bからの平均電流の差は、容量ミスマッチに比例する。] 図4 図9
[0061] 図9に示す設計では、制御回路870は、ルックアップ(look-up)テーブル970及び制御信号生成器980を含む。ルックアップテーブル970は、抵抗の情報と、制御ユニット930からの容量の情報を受信し得る。これらは、動作の開始時に測定され、または動作中に動的に測定され得る。ルックアップテーブル970は、抵抗及び容量の情報に基づいて、制御情報を供給し得る。生成器980は、バッファ814及び/または824についての適切な制御信号生成して、信号CLKY及びCLKZを時間的に整合(time align)させ得る。例えば、バッファ814についての制御信号は、もし金属接続配線812が金属接続配線822のそれよりも大きい抵抗及び/または容量を有していれば、バッファ強度を増大させ得る。逆もまた同じである。バッファ814または824についての調整量は、金属接続配線812及び822間のミスマッチの量に依存し得る。] 図9
[0062] 図8及び9は、本明細書で述べられた方法の、クロック分配ネットワークへの適用例を示す。本方法はまた、その他のアプリケーションについての、金属接続配線の容量、抵抗、及び/またはミスマッチを推定するためにも用いられ得る。] 図8
[0063] 図10は、抵抗及び容量を推定するための処理1000のデザインを示す。第1接続配線の抵抗が、第1及び第2パッドを介して、第1接続配線を流れる第1電流を供給すると同時に、第3及び第4パッドを介して第1接続配線の両端間の第1電圧を測定することにより、推定され得る(ブロック1012)。第1接続配線の容量が、第1接続配線から第1〜第4パッドが分離された状態で、第1接続配線を充電及び放電することにより、推定され得る(ブロック1014)。] 図10
[0064] 第2接続配線の抵抗が、第5及び第6パッドを介して、第2接続配線を流れる第2電流を供給すると同時に、第7及び第8パッドを介して第2接続配線の両端間の第2電圧を測定することにより、推定され得る(ブロック1016)。第2接続配線の容量が、第2接続配線から第5〜第8パッドが分離された状態で、第2接続配線を充電及び放電することにより、推定され得る(ブロック1018)。第1及び第2接続配線は、第1制御信号に基づいて、それぞれ第1及び第2トランジスタにより充電され、第2制御信号に基づいて、それぞれ第3及び第4トランジスタにより放電され得る。]
[0065] 更に、またはあるいは、第1及び第2接続配線間の容量ミスマッチが、第1接続配線から第1〜第4パッドが分離され、第2接続配線から第5〜第8パッドが分離された状態で、第1及び第2接続配線を充電及び放電することにより、推定され得る(ブロック1020)。ブロック1020では、第1及び第2接続配線をそれぞれ充電するための第1及び第2平均電流間の差を決定し得る。第1及び第2接続配線が充電及び放電された際の周波数もまた決定され得る。そして第1及び第2接続配線間の容量ミスマッチが、例えば式(7)のようにして、第1及び第2平均電流間の差と周波数とに基づいて、推定され得る。]
[0066] 本明細書で述べられたテスト構成は、IC上、無線周波数IC(RF IC)上、混合信号(mixed-signal)IC、特定用途向け集積回路(ASIC)、PCB、電子デバイス等上に実装され得る。テスト構成はまた、相補型金属−酸化物−半導体(CMOS)、NMOS、PMOS、バイポーラ接合トランジスタ(BJT)、バイポーラCMOS(BiCMOS)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、ガリウム砒素(GaAs)等のような、種々のICプロセス技術により形成され得る。]
[0067] 本明細書で述べられたテスト構成を実装する装置は、スタンドアローン型のデバイスであっても良いし、または大型のデバイスの一部であっても良い。デバイスは、(i)スタンドアローン型のIC、(ii)データ及び/または命令を記録するメモリICを含み得る1つまたはそれ以上のICのセット、(iii)RF受信機(RFR)またはRF送信機/受信機(RTR)のようなRFIC、(iv)モバイルステーションモデム(MSM)のようなASIC、(v)その他のデバイス内に組み込まれ得るモジュール、(vi)受信機、携帯電話、無線デバイス、ハンドセット、または無線通信の子局、(viii)その他、であって良い。]
[0068] 本開示の上記説明は、当業者に対して本開示の製造または使用を可能とするために与えられる。本開示の種々の変形が、当業者によれば容易に明らかであろう。そして、本明細書で定義された包括的な原理は、本開示の範囲を逸脱することなく、他のバリエーションに適用され得る。よって、本開示は、本明細書で述べられた例及びデザインに限定されることを意図しておらず、本明細書に開示された原理及び新規な特徴に一致する最も広い範囲を与え得る。]
权利要求:

請求項1
第1の接続配線と、前記第1の接続配線に結合され、前記第1の接続配線を流れる第1の電流を供給すると同時に前記第1の接続配線の両端間の第1の電圧を測定するために使用されるパッドの第1の組と、前記第1の接続配線を充電及び放電して、前記第1の接続配線の容量を推定する、または前記第1の接続配線についての容量ミスマッチを推定するように構成されたテスト回路とを備え、前記第1の電流及び前記第1の電圧は、前記第1の接続配線の抵抗を推定するために用いられる、装置。
請求項2
前記パッドの第1の組は、前記第1の接続配線の第1端に結合された第1のパッドと、前記第1の接続配線の第2端に結合された第2のパッドと、前記第1の接続配線の前記第1端に結合された第3のパッドと、前記第1の接続配線の前記第2端に結合された第4のパッドとを備え、前記第1及び第2のパッドは、前記第1の接続配線の両端間の前記第1の電圧を測定するために使用され、前記第3及び第4のパッドは、前記第1の接続配線を流れる前記第1の電流を供給するために使用される、請求項1の装置。
請求項3
前記パッドの第1の組と、前記第1の接続配線との間に設けられた分離回路の第1の組、を更に備える請求項1の装置。
請求項4
前記分離回路の第1の組は、前記テスト回路が前記第1の接続配線を充電及び放電して前記第1の接続配線の前記容量を推定する際に、前記パッドの第1の組を前記第1の接続配線から分離する、請求項3の装置。
請求項5
前記分離回路の第1の組は、ヒューズまたはパスゲートを備える、請求項3の装置。
請求項6
前記テスト回路は、第1の制御信号に基づいて前記第1の接続配線を充電するように構成された第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタに結合され、第2の制御信号に基づいて前記第1の接続配線を放電するように構成された第2のトランジスタとを備える請求項1の装置。
請求項7
前記第1の制御信号は、前記第2の制御信号が前記第2のトランジスタをオンさせる前に、前記第1のトランジスタを完全にオフさせ、前記第2の制御信号は、前記第1の制御信号が前記第1のトランジスタをオンさせる前に、前記第2のトランジスタを完全にオフさせる、請求項6の装置。
請求項8
前記第1のトランジスタは、Pチャネルの金属−酸化物−半導体(PMOS)トランジスタであり、前記第2のトランジスタは、NチャネルのMOS(NMOS)トランジスタである、請求項6の装置。
請求項9
第2の接続配線と、前記第2の接続配線に結合され、前記第2の接続配線を流れる第2の電流を供給すると同時に、前記第2の接続配線の両端間の第2の電圧を測定するために使用されるパッドの第2の組とを更に備え、前記第2の電流及び前記第2の電圧は、前記第2の接続配線の抵抗を推定するために用いられ、前記テスト回路は、前記第1及び第2の接続配線を充電及び放電して、前記第1及び第2の接続配線間の容量ミスマッチを推定するように構成されている、請求項1の装置。
請求項10
前記パッドの第1の組は、前記第1の接続配線の第1端に結合された第1及び第2のパッドと、前記第1の接続配線の第2端に結合された第3及び第4のパッドと、前記第2の接続配線の第1端に結合された第5及び第6のパッドと、前記第2の接続配線の第2端に結合された第7及び第8のパッドとを備え、前記第1及び第3のパッドは、前記第1の接続配線に流れる前記第1の電流を供給するために用いられ、前記第2及び第4のパッドは、前記第1の接続配線の両端間の前記第1の電圧を測定するために用いられ、前記第5及び第7のパッドは、前記第2の接続配線に流れる前記第2の電流を供給するために用いられ、前記第6及び第8のパッドは、前記第2の接続配線の両端間の前記第2の電圧を測定するために用いられる、請求項9の装置。
請求項11
前記パッドの第1の組と、前記第1の接続配線との間に設けられた分離回路の第1の組と、前記パッドの第2の組と、前記第2の接続配線との間に設けられた分離回路の第2の組とを更に備え、前記テスト回路が前記第1及び第2の接続配線を充電及び放電して前記第1及び第2の接続配線間の前記容量ミスマッチを推定する際に、前記分離回路の第1の組は、前記パッドの第1の組を前記第1の接続配線から分離し、前記分離回路の第2の組は、前記パッドの第2の組を前記第2の接続配線から分離する、請求項10の装置。
請求項12
前記テスト回路は、第1の制御信号に基づいて、それぞれ前記第1及び第2の接続配線を充電するように構成された第1及び第2のトランジスタと、前記第1及び第2のトランジスタにそれぞれ結合され、第2の制御信号に基づいて、それぞれ第1及び第2の接続配線を放電するように構成された第3及び第4のトランジスタとを備える請求項9の装置。
請求項13
第1の接続配線と、前記第1の接続配線に結合され、前記第1の接続配線を流れる第1の電流を供給すると同時に前記第1の接続配線の両端間の第1の電圧を測定するために使用されるパッドの第1の組と、前記第1の接続配線を充電及び放電して、前記第1の接続配線の容量を推定する、または前記第1の接続配線についての容量ミスマッチを推定するように構成されたテスト回路とを備え、前記第1の電流及び前記第1の電圧は、前記第1の接続配線の抵抗を推定するために用いられる、集積回路。
請求項14
第2の接続配線と、前記第2の接続配線に結合され、前記第2の接続配線を流れる第2の電流を供給すると同時に、前記第2の接続配線の両端間の第2の電圧を測定するために使用されるパッドの第2の組とを更に備え、前記第2の電流及び前記第2の電圧は、前記第2の接続配線の抵抗を推定するために用いられ、前記テスト回路は、前記第1及び第2の接続配線を充電及び放電して、前記第1及び第2の接続配線間の容量ミスマッチを推定するように構成されている、請求項13の集積回路。
請求項15
第1及び第2のパッドを介して、第1の接続配線を流れる第1の電流を供給すると同時に、第3及び第4のパッドを介して前記第1の接続配線の両端間の第1の電圧を測定することにより、前記第1の接続配線の抵抗を推定することと、前記第1乃至第4パッドが前記第1の接続配線から分離された状態で、前記第1の接続配線を充電及び放電することにより、前記第1の接続配線の容量、または前記第1の接続配線についての容量ミスマッチを推定することとを備える方法。
請求項16
前記第1の接続配線の容量、または前記第1の接続配線についての容量ミスマッチを推定することは、第1の制御信号に基づいて、第1のトランジスタにより前記第1の接続配線を充電することと、第2の制御信号に基づいて、第2のトランジスタにより前記第1の接続配線を放電することとを備える、請求項15の方法。
請求項17
第5及び第6のパッドを介して、第2の接続配線を流れる第2の電流を供給すると同時に、第7及び第8のパッドを介して前記第2の接続配線の両端間の第2電圧を測定することにより、前記第2の接続配線の抵抗を推定することを更に備え、前記第1の接続配線の容量、または前記第1の接続配線についての容量ミスマッチを推定することは、前記第1乃至第4のパッドが前記第1の接続配線から分離され、前記第5乃至第8のパッドが前記第2の接続配線から分離された状態で、前記第1及び第2の接続配線を充電及び放電することにより、前記第1及び第2の接続配線間の容量ミスマッチを推定することを備える、請求項15の方法。
請求項18
前記第1及び第2の接続配線間の容量ミスマッチを推定することは、前記第1及び第2の接続配線をそれぞれ充電するための第1及び第2の平均電流間の差を求めることと、前記第1及び第2の接続配線が充電及び放電される際の周波数を求めることと、前記第1及び第2の平均電流間の前記差、及び前記周波数に基づいて、前記第1及び第2の接続配線間の容量ミスマッチを推定することとを備える、請求項17の方法。
請求項19
第1及び第2のパッドを介して、第1の接続配線を流れる第1の電流を供給すると同時に、第3及び第4のパッドを介して前記第1の接続配線の両端間の第1の電圧を測定することにより、前記第1の接続配線の抵抗を推定する手段と、前記第1乃至第4パッドが前記第1の接続配線から分離された状態で、前記第1の接続配線を充電及び放電することにより、前記第1の接続配線の容量、または前記第1の接続配線についての容量ミスマッチを推定する手段とを備える装置。
請求項20
第5及び第6のパッドを介して、第2の接続配線を流れる第2の電流を供給すると同時に、第7及び第8のパッドを介して前記第2の接続配線の両端間の第2電圧を測定することにより、前記第2の接続配線の抵抗を推定する手段を更に備え、前記第1の接続配線の容量、または前記第1の接続配線についての容量ミスマッチを推定する手段は、前記第1乃至第4のパッドが前記第1の接続配線から分離され、前記第5乃至第8のパッドが前記第2の接続配線から分離された状態で、前記第1及び第2の接続配線を充電及び放電することにより、前記第1及び第2の接続配線間の容量ミスマッチを推定する手段を備える、請求項19の装置。
請求項21
前記第1及び第2の接続配線間の容量ミスマッチを推定する手段は、前記第1及び第2の接続配線をそれぞれ充電するための第1及び第2の平均電流間の差を求める手段と、前記第1及び第2の接続配線が充電及び放電される際の周波数を求める手段と、前記第1及び第2の平均電流間の前記差、及び前記周波数に基づいて、前記第1及び第2の接続配線間の容量ミスマッチを推定する手段とを備える、請求項20の装置。
請求項22
第1及び第2の接続配線間の容量ミスマッチを推定する第1の回路と、前記第1及び第2の接続配線間の前記推定された容量ミスマッチに基づいて、少なくとも1つの制御信号を生成する第2の回路とを備える装置。
請求項23
前記第1の回路は、第1の制御信号に基づいて前記第1及び第2の接続配線を充電し、第2の制御信号に基づいて前記第1及び第2の接続配線を放電し、前記第1の接続配線を充電する第1の平均電流と、前記第2の接続配線を充電する第2の平均電流間とに基づいて、前記第1及び第2の接続配線間の容量ミスマッチを推定する、請求項22の装置。
請求項24
前記第2の回路は、前記第1及び第2の接続配線間の推定された抵抗ミスマッチに更に基づいて、前記少なくとも1つの制御信号を生成する、請求項22の装置。
請求項25
前記第1の接続配線を介して第1のクロック信号を受信する第1のバッファと、前記第2の接続配線を介して第2のクロック信号を受信する第2のバッファとを更に備え、前記第2の回路は、少なくとも1つの制御信号を生成して、前記第1及び第2のバッファの少なくとも1つの動作を調整し、前記第1及び第2のクロック信号を時間的に整合させる、請求項22の装置。
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